【内容】 なんだってできる。オカンを救うためなら。 尼崎に暮らす母と息子。父はいない。金もない。 でも、笑いだけはいつも、二人のそばにいてくれた。 「全てを、笑いに変えなさい」 ――母の言葉を胸に、少年は今、舞台に立つ。 尼崎―。やり場のないエネルギーと、細やかな人情が複雑に入り混じる町。この町に暮らす高校生・駿一と母は、「笑い」という共通項をたよりに、父なき家庭を生き抜いてきた。そんな母子にある日、母の病という現実がのしかかる。その時、息子がとった行動とは。母と子が信じた「笑い」の力、そして母への愛情を愚直にぶつける息子の姿が胸を打つ。号泣必至の感動ストーリー。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 【著者略歴】 成海 隼人 1978年兵庫県生まれ。作家・落語作家 「人間と笑い」をテーマにした作品・活動を手がける。落語会・イベントの企画＆プロデュース、書籍の構成・編集、ラジオ番組の企画構成など多方面で活躍中。2016年上方落語台本大賞入賞。2019年小説「尼崎ストロベリー」を幻冬舎からリリース。2021年オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」から音声連載小説「六秒笑女-Six Sec Girl-」をリリース。同時に小説サイト「ステキブンゲイ」で公式連載小説「六秒笑女-Six Sec Girl-」をリリースし、ダブル連載をスタート。 【備考】 ［価格の内訳］ 書籍代金1,100円（税込）、送料180円